

プロポリスは、細菌や病原菌、ウイルスから蜂の巣箱を守るものです。ミツバチが植物の新芽や樹液を吸い、自分の酵素と混ぜ合わせて団子状に丸め、後ろ足に付けて巣に運びます。 この葉や樹液で作られた団子状のものを、巣の入り口の隙間に埋めて、外部から巣を守ります。
ミツバチの巣にとってプロポリスとは、
- 修理・補強
- 雨や外敵の侵入防止
- 細菌やバクテリアの繁殖防止
- 侵入した外敵の駆除と腐敗防止
ミツバチは狭い巣の中を、女王蜂が卵を産み、幼虫を育てるのに適した清潔な空間に保たなければなりません。昆虫の世界では、ミツバチの巣ほど雑菌や病原菌の繁殖が少なく 快適な巣はないと言われています。
プロポリスの「プロ」は、『防ぐ、守る』 「ポリス」は『都市』という意味です。つまりプロポリスとは、「ミツバチの巣を守る」という意味があり、優れた抗菌物質なのです。

巣に外敵(ハチの子を求めてたまに蛇やネズミが侵入することがあります。)が侵入してきたときは、針で刺し、死に至らしめた後、巣から追い出そうとすることが困難と判断した場合は、プロポリスで死骸を覆いミイラ化してその強力な抗菌・殺菌作用で腐敗を防ぎます。
プロポリスと人間との付き合いは長く、古代から利用されてきました。
- 古代エジプト時代、ピラミッドのミイラの防腐剤としてプロポリスを使っていたという記録が残っている
- クレオパトラが病気と老化防止に使用
- アリストテレスの著書「動物誌」に皮膚疾患、切り傷、感染症の治療薬として言及
- ローマのプリニウス、ギリシャの医学者ディオスコリデスの著書に、プロポリスにより皮膚の腫れ、神経の痛みを鎮めるなどの治療として記されている
- イランの哲学者アピセンナは、傷の消毒、鎮痛薬として記述
- インカ帝国では発熱性の感染にプロポリスを使用
など数々の記述が残っています。

ハチミツが花の数だけ種類がある様に、プロポリスも植物によってその成分が違います。 ミツバチの行動範囲は約半径500mなので、その中にどの様な植物が生えているかによってプロポリスの種類が違ってくるのです。
ブラジルは日本の23倍も国土を持つ大国、北は赤道直下のアマゾンから、南は雪の降る地域まで広大です。気候風土が異なると自生する植物が全く違います。植物が違うとプロポリスの種類も違ってきます。当然、含有成分も違い、有効性も異ります。

日本の23倍の国土を持つブラジルには、様々な植物が生息するため、数百種のプロポリスがあると言われています。その中から本当に優れたプロポリスを探りあてるため、ブラジルサンパウロの大学生たちの協力のもと、ブラジル全土から500種類のプロポリスを集めることに成功しました。その中を大きく分けて、今の段階では、2種類に分類されると考えています。
Ⅰ:グリーン系プロポリス
Ⅱ:AF-08系プロポリス
⇒詳しくは、「AF-08系プロポリス」をご覧下さい。
プロポリスには様々な成分が入っていて、その相乗効果で色々な作用があるのではないか…と考えられています。
有名なところでは、

*上記以外の重要な成分として、AF-08系プロポリスだけが含有する、近年「日本癌学会」などでの研究発表も相次ぐ、トリテルペノイド(モロニック酸など)があります。